ポイント⑤ 【弾性塗料】を使っていますか? |
いまだに【多機能弾性塗料=単層弾性塗料】を使っている業者さんを見かける事があり、悲しい気持ちになります。
【弾性】という言葉の響きに惑わされてしまうのは仕方ない所ですが、塗料の弾力性で外壁のひび割れを止めようと思ったら、相当の厚みが必要になりかなり高額な工事になります。
この弾性塗料、正しくは「多機能弾性アクリル樹脂塗料」といい、本来の使用方法から言えば外壁塗装の塗り替え材では無いのです。 そして、ある方法で塗り替え材と同じ使用法も出来るのです。
そのある方法とは…水増しです。
正しい使用法だと外壁の模様が変わってしまいますし、厚みを付けなければ弾性の意味が無いので材料費・人件費ともに最高ランクの塗料と同等の費用が掛かります。
しかし、この弾性塗料が「お安い塗料」として最低ランク価格になっているのです。
これは、硬くねばっこい塗料に水をたくさん入れる事により、普通の塗料と同じように塗れるように調節してしまう、インチキまがいの塗り方です。
外壁塗料には【本当の弾性塗料】もあるのです。
外壁にひびが入っている場合には頼りになりますが、通常の塗替え価格よりは高くなりますので【安い弾性】にはご注意 下さい。
|
誤解の無いように付け加えると【単層弾性塗料】自体は悪い塗料ではありません。 本来の用途通りに使う分には全く問題が無いのです。
私がなぜこの【単層弾性の水増し工法】に詳しいいかと言いますと、15年程前にこの塗料が大ブームになり、私自身も過去に同様の使い方をしていたからです。
私自身は修業時代の事で、知らずに塗っていたわけですが…事実を知って、相当ショックを受けました。 なぜなら、自分自身が手抜き業者になっていたのです。
ですから、独立して花まるリフォームを立ち上げた時には、このような微妙なグレーゾーンの工法は、一切やらないと心に決めたわけです。
ただし、そんなおかしな使い方を修正する業者さんと、そのまま使い続ける業者さんがいまだにいます。
たかが外壁塗装ですが、実は奥が深いものなのですから、まだまだ勉強は一生涯続いて行くのです。 (そして、それが楽しめないと駄目なのでしょう。)
|
前のページに戻る
Home |
業者選び7つのポイント |
投稿者: 高橋良一 | 日時: 2010年 06月 14日
フリーダイヤル
0120-870-346
東京都世田谷区北烏山7-26-18
TEL:03-5888-4600
FAX:03-5888-4611
info@hanamaru-r.jp