【地球温暖化】と言われて何年が経つでしょう?
毎年梅雨が終わると、一瞬で暑い夏がやってきます。 さらに、夏の暑さは年々厳しくなっていく一方…。
そんな中、塗装業界で今、話題沸騰中なのが
【遮熱塗料】
夏の暑さが少しでも和らぐのなら、試してみたい塗料です。
そう…
「そんなに期待はしていないけれど、ちょっと試してみようかな?」
そんな感覚で選ぶのが【遮熱塗料】だと思うのです。
塗るだけで、室温が10℃も涼しくなったり…電気代が40%節約出来たり…
そんな、夢のような事はあり得ないと思います。
とは言え、
本当の遮熱塗料の実力って、どうなんだろう?
言う事を、「独断と偏見」を交え「表から裏まで」解説していきます。
目次
遮熱塗料がきちんと効果を発揮するのは、工場・プレハブ小屋など…
① 屋根が鉄板である
② 屋根裏の断熱スペースが無く、鉄板屋根から熱気が直接室内に入る
③ 断熱材が屋根と室内の間に入っていない
このような条件下である事が前提なのです。
ほとんどの遮熱塗料の検証データ試験は、上記の条件下での結果です。
ですから、一般住宅には当てはまらないのでは?と思えてなりません。
ですから、ちょっとだけ意地悪く解説をします(笑)
① なぜ【鉄板屋根で実験】するのでしょう?
一般住宅で現在主流の「スレート屋根」で検証するのが筋だと思うのですが、
鉄板の方が熱の吸収が激しく、効果が高い事を強調できるから?
と思ってしまうのは、私だけでしょうか。
② なぜ【断熱材の存在を無視】するのでしょう?
工場の屋根と違い、一般住宅では屋根の下と天井の間に「断熱材」という物が既に入っています。おかしな話です、つじつまが合いません。
新築時から入っていた【断熱材】の立場がありません…
断熱材メーカーからクレームが出てもおかしくないような気がします。
③ なぜ【屋根裏の空気層も無視】するのでしょう?
設計士さん、大工さん、住宅メーカーが暑さ対策を考えて設計しているはず。
屋根裏の空間に溜まった熱い空気は、軒裏換気口から排出されます。
そこでだいぶ違うと思うのですが…。
遮熱塗料の誇大広告に注意!
これらの事実をはっきり打ち出し、
「メリット・デメリット」をはっきりさせた上で、
お客様に選んで頂いた方が、スッキリします。
確かに、屋根の表面温度が低くなれば、室内温度は下がる理屈なのは分かります。
ただ、「物凄い効果がある」とは言えなので、そんなイメージを持たせるような広告は、いかがなものか…と、思うのです。
私達としては、ちゃんと【効果】はあるので、正しい情報をお伝えし、自信を持ってオススメしたいのです。
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花まるリフォームでも、たくさんのお客様に【遮熱塗料】をお試し頂いております。
その際には、きちんとした【正しい効果の情報】をお伝えしています。
なるほど、メーカーや一般的なチラシのうたい文句は
少しオーバーに書いてあるのね。
では…あまり効果は無いの?
という疑問も湧いてきますね。
そんな事はありません。
確かに、私自身も驚くほどの効果が実際にあったのです。
【衝撃的過ぎる】遮熱塗料の体験
塗装業界では数年に1回、「塗装フェアー」のようなイベントが開催され、塗料メーカーのブースでは、各メーカーが遮熱塗料の体験コーナーを設けています。
実験コーナーでは、屋根に見立てた鉄板にスポットライトを当て、
遮熱塗装したものと、一般塗装したものとで表面・裏面を触ってみる事が出来るます。
冷やかし半分で触ってみると、本当に全然違うのです。
本当に、熱く無いのです…。
凄い!熱くない!!…とは言え、本当かな?
その実体験に気を取られてしまうと、真実を見失ってしまう事がありますので
過度な期待を持たず冷静に判断する必要があります。
遮熱塗料の体感効果は【-2℃】
前項の【劇的な効果】を発揮する「鉄板屋根」と、
一般住宅に多く使われている「スレート屋根」を比較すると、
条件が違い過ぎ、比較にならない事が分かります。
【-2℃】と言うのは、私の体験や、人から聞いた事など、
あくまで、私個人の的独断と偏見から推測した数字です。
ここで、私が、一般住宅で遮熱塗料を塗った時の効果が【-2℃】くらいではないか?
と思う理由を書いてみます。
① 鉄板とスレートでは、熱伝導率・吸収率が違う
② 屋根裏の空間があり、屋根からの熱気が直接室内に入る事は無い
③ 天井裏に断熱材が入っていて、天井裏の熱を断熱している
重要なのは、数値?・体感?
今はあまりありませんが、昔はトタンの屋根が多かったので「瓦の家と比べて、トタンは暑い」と言うのは常識でした。
鉄板の屋根はやはり暑いのです。
トタン屋根の家から、スレート屋根の家に引っ越した際の私の経験でも「スレートの家は暑くない」と思えました。
でもその差がどの位か考えると…
「-2℃」違えば、体感でもそれなりに涼しく感じられる気がします。
期待する効果を理解してさえいれば、十分納得できると思うのです。
しかし、「劇的な効果!」などと書かれていれば、その期待は高まり
さらに、業者の方では「効果」=「高価」に繋がります…
施工価格は、それぞれの業者さんで考え方が違うので、実際はまちまちであるのは仕方が無い事。
「遮熱塗料」のような【旬の商品】は、価格の価値が浸透していません。
訪問販売」営業をしている「大手」の会社などもその部類のようです。
「外壁プラス屋根で300万円のところ今なら100万円です!」
そんな時代遅れな営業をしているのには、閉口させられます。
さて、余談はさておき、本題です。
通常の塗料と遮熱塗料の差額は2割~3割増し程度
ここからは、実例なので、「花まるリフォームの場合」の話をします。
だいたい、屋根の塗装料金は30万円~40万円程度と言ったところ。
つまり、プラス6万円~12万円の追加料金で【通常屋根塗料】→【遮熱塗料】に仕様変更出来ます。
10年で割ってみると…1年分で5千円~1万円。
この金額をどう考えるか?ですね。
ですから、いつもお客様にはこのようにお話します。
「どのくらい効果があるか、チャレンジしてみようかな?
と思えれば、オススメします」
この程度の価格の差より激しく差がある場合には、いろんな意味でご注意下さい。
広い屋根も、傾斜のきつい屋根もあります
【4・遮熱塗料をお勧めする時の【条件】とは?】はこちら>>>
【省エネ効果抜群!】とか【エコ】などと
アオリ文句が氾濫している【遮熱塗料】。
結局は、期待値と効果のバランスだと思います。
もちろん、花まるリフォームでも遮熱塗料をお勧めしています が…
オススメするお宅には、一定の条件があります
① リビングが2階にあり、奥様の負担を軽減したい
② 屋根裏が無い吹き抜け式の斜め天井である
③ 価格差がそれ程無いので「チャレンジ」的に塗ってみる
④ 体感気温が「-2℃」と思うくらいで納得できる
⑤ 「曇っていて蒸し暑い日」は【遮熱】の効果はゼロでも良い
花まるリフォームでは、いつもこの事をお客様にきちんとお伝えしています。
遮熱塗料を検討する時に、良くある事例は?
①に似た感じでは、
2世帯住宅で、上下に分かれて生活しているので、どちらかの世帯が…
「どちらかは2階にずっといるので、夏中暑くてたまらない…」
といった状況もよくあるお話です。
1階に住んでいらっしゃる世帯の方には、なかなかピンと来てもらえない様です…。
また、⑤ですが…
あくまでも「遮熱」する塗料なので…
真夏で、曇っているけれど蒸し暑い、という日も幾日かある気がします。
そんな日には、この【遮熱塗料】は全く効果を発揮してくれません…。
あくまで、太陽の日差しを反射する事で、暑さを軽減させようとするモノですので、地面からの地熱や、壁面から・窓から伝わってくる熱には、効果がありません。
どんなものにも「メリット・デメリット」があります
こんなはずじゃ無かった…という買い物を、私は良くします。
「メリット・デメリット」が分かっていれば、
そんな事は無かったのかな?と後で後悔するのです。
ですから、せめて自分のお客様にはそのどちらもご理解いただいた上で選んで頂きたい。
【遮熱塗料】に限らない、それが、花まるリフォームの考え方です。
【遮熱問題】実証は、かなり難しい
実は、この「遮熱塗料の効果」の件はホームページ上で話題にするか、しないのかで、随分と考えていました。
なぜかと言うと、遮熱塗料の一般住宅での確かな効果は、なかなか実証出来ないからです。
実験データとしてでは無く、同じ条件で「塗った時」と「塗っていない時」を比較する事がどうしても難しかったのです。
遮熱塗料のJIS規格とは?
そんなある日、ついに参考にすべきデータが見つかりました。
平成2 0年9月2 0 日付けで「経済産業省産業技術環境局 産業基盤標準化推進室」が発表したデータで、
「遮熱塗料の性能評価のためのJIS を制定」というタイトルです
http://www.jisc.go.jp/newstopics/2008/20080919syanetutoryou.pdf
この中の実験データで、ついに私達の「経験と勘」通りの結果が出たのです。
一般塗料と遮熱塗料を、同じタイプの建物で塗り分けた比較データが公表されたのです。
要約すると…
気温が30℃を超えた室内気温上昇の記録で、
その気温差は1.7℃~2.2℃という結果でした。
また、別の実験では、エアコン稼働実験にて、
電力削減結果は、7%という結果だそうです。
【追記】このJIS規格は、あくまで「遮熱塗料の測定方法」を定めたもので、上記の効果は参考値です。
省エネ効果のJIS規格は下記に記事を追加しておきました。
メーカーの公表しているデータは… ?
それに引き換え、塗料メーカーの資料は具体性がありません…
日本ペイント→http://www.nippe-showbiz.com/eco/index5.html
エスケー化研→http://www.sk-kaken.co.jp/shanetsu/sh_page02.html
日本特殊種塗料→http://www2.nttoryo.co.jp/product/interrupt_fever/roof.html
いずれも、はっきりしたデータは、
・屋根表面温度が下がる
・効果の実証は鉄板屋根
といったものばかりです…。
【追記】遮熱塗料の「省エネ効果」のJIS規格とは?
前出の記事の後で、JIS規格の運用について調べていると、まだ続きがある事が分かりました。
「平成24年度エネルギー使用合理化基盤整備事業 (塗料の省エネルギー性能評価方法調査) 「経済産業省委託事業」というタイトルです。
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003071.pdf
これは、前回の遮熱塗料のJIS規格には無かった【室内への省エネ効果】についての基準をつくるのが目的です。
この精度の運用開始は平成29年度の予定です。
この規格が広まれば「遮熱塗料による効果」の部分で誇大広告が出来なくなります。
もちろん規格をクリヤー出来ない塗料もハッキリしてしまいますし、基準を満たす塗料は「お墨付き」となります。
やはり公の機関が予算を取ってしっかりと基準を作れば確かな評価になります。
お客様に確かな塗料を提案できるので、この制度が出来ると遮熱塗料が標準的な塗料になる日が近づくかもしれません。
目次 |
遮熱塗料が無料!?
遮熱塗料を一般仕様に!キャンペーン
のお知らせ
花まるリフォームでは、通常の屋根用塗料の価格のまま、
追加料金一切無しで遮熱塗料を塗る事ができる
無料アップグレードプランがあります。
キャンペーンの内容は・・・
① 外壁塗装+屋根塗装の工事
② 初めての塗り替えの場合
③ 屋根の色が当社指定の【黒系】の場合(新品屋根の黒と近似色)
※ 既存の屋根色が黒系が多く、皆さんが同色でシェアして頂くことでコストを還元します。
記事内にもあるように、
約6万円~12万円もお得です。
お見積りは無料ですので、是非ご利用下さい。
ご応募方法①・・・下記フリーダイヤルにてお電話下さい。 (遮熱塗料のキャンペーン希望:とお伝え下さい) 電話:0120-870-346 |
ご応募方法②・・・メールの方は、こちらの お見積り依頼フォーム よりお申し込み下さい。 (備考欄に「遮熱塗料のキャンペーン希望」とお書き添え下さい) |
※ 詳しい内容のお問い合わせも上記からお気軽にご連絡下さい。 |
フリーダイヤル
0120-870-346
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